月ヶ瀬健康茶園

お知らせ・ブログ

秋の新芽が順調に生育してきました

いよいよ、紅茶の手摘みイベントの日が近づいてきました。多くの方に参加申し込みいただき、ありがとうございます。

今年は定期的に雨が降り気候も安定しているため、秋の新芽が順調に生育しています。約40か所(約15品種)に点在する茶園の中で、イベント当日(9月18日)、摘み頃になってくれそう所が、たくさん出来そうです。実際に摘みに行く茶園は前日に決めるのですが、茶園の地勢や品種の特徴の違いが飲み比べ出来るように、二か所は、まわれるようしたいと考えております。当日、天候に恵まれることを祈りつつ、皆様方のご来園、お待ちしております。(岩田文明)

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170909 在来(ゲンダラ2)

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170909 やまとみどり実生(ゲンダラ)

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170909 さえみどり(宮山)

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170909 やぶきた実生(キトロデ)

新たな茶園が増えました

地域の方から引継ぎ、今夏、新たに栽培を開始することになった茶園を「キトロデ2」という茶園名にしました。乗用型茶刈機の導入が困難な立地条件ですが、山成りの傾斜で、陽当りも良く、とても良い芽が出るところです。しばらく数年間は収穫をおこなわず、整枝を繰返しながら、自然のリズムで育つ茶園環境をつくっていきます。(岩田文明)

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マムシ

一シーズンに数回、「マムシ」を見つけるのですが、出会うたびに、噛まれなくて良かったと思います。

日常の仕事の中で、マムシが居そうなポイントがあった時、「居るかも知れない」という警戒心を持って動作をすることが重要と考えているのですが、実物を見ると改めて気持ちがひきしまります。(岩田文明)

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昨年、植えた「やまとみどり」の生育状況

昨年の春、奈良で生まれた『やまとみどり』という品種を植えた後、順調に育っていましたが、今年8月に入ってから雨が多く、雑草が一気に伸びてしまいました。茶の木が完全に雑草に覆われてしまい、今回はハードな除草作業となりました。完全に雑草に覆われた茶株が急激に太陽に当たると、葉が焦げることもあるので、このような状態での除草作業は曇か雨の日に行うようにしています。

この『やまとみどり』という品種は、上に上に伸びようとする特性(直立)があるので、横にもしっかりと枝が広がるように、除草後、鋏で初めての剪定をしました。岩田文明

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除草が済んだ所(手前)と未だの所(奥)

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除草が完了

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真っ直ぐと上に伸びようとする直立品種「やまとみどり」

秋の茶園管理のこと

お盆が過ぎ、これからは少しずつ秋の陽気へと向かっていきます。樹勢を高めたい植物(茶樹やススキ)は、株張りが良くなるように、しっかりと光合成が出来るような生育環境にしていきます。いっぽうで樹勢を衰退させたい植物(笹やワラビなどの雑草)は地上部の幹や葉を刈ることで光合成が出来ないような生育環境にしていくことで根が衰退するように手をかけていきます。地道ではありますが、自然栽培のお茶づくりにおいて、このような作業を継続していくことは、とても重要だと考えています(岩田文明)

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これから秋に向かって、株張りが良くなっていく(広がっていく)茶樹やススキ。ススキは、冬に刈取って、茶園の畝間に敷詰めます。

 

茶園で捕獲したハチの巣のこと

有機栽培や自然栽培で農薬を使わずにお茶を栽培していると、茶園のあちらこちらにハチの巣がつくられます。今頃の季節になると、除草作業や整枝作業の際に蜂に刺されてしまうこともあり、作業の際は細心の注意が必要です。当園では蜂の巣を発見した場合、目印の棒を立て、後日、専用の防御服を着て、まとめて巣の捕獲にまわります。そこで、先日、茶園7か所をまわり、3種13個のハチの巣が獲れました。

「蜂の子」は子供の頃から貴重な食べ物として楽しみのひとつでしたが、比較したことがなかったので、この機会に、スタッフの有志のメンバーで食べ比べをしてみました。「幼虫より蛹の方が軟弱で扱いが難しい」「卵の黄身のよう」「クリーミー」「スズメバチは揚げた方が良いように思う」「小さい方が淡泊で美味」「大きいのは重厚感と癖がある」など、いろいろな感想が出ました。

一度に食べきれず、蜂の巣の状態で数日間保管する場合、日に日に孵化して、巣穴から成虫が出てくるので、注意が必要です(岩田文明)

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今回は茶園7か所をまわり、3種13個の蜂の巣を捕獲しました

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巣の中の幼虫を、潰さないように一匹ずつ丁寧に引き出します。成虫になったばかりの蜂もいるので、注意が必要です。

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幼虫と蛹を、引き抜いていきます

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蜂の種類のよって、蜂の子の色や大きさも様々です。

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油炒めをして、塩で軽く味付けをします。小さい(アシナガ蜂)のは5秒ぐらい、大きい(スズメ蜂)のはしっかりと炒めました。

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電柵を張っているのに何度もイノシシが侵入する茶園

月ヶ瀬地区内には、電柵を張っているのに、何度もイノシシが侵入してしまう、大変な茶園があります。そこは新たに種を植えた茶園でもあるため、イノシシに掘り返され荒らされては困る所です。そのため、電柵を設置して、最初は二重に電線を張っていましたが、何度もイノシシが侵入するため、「電線を三重」⇒イノシシ侵入⇒「電線を四重」⇒イノシシ侵入⇒「縦に電線を張り」、ついにネット状にまでなりました。

これで、イノシシから茶園を守ることが出来るか、しばらく様子をみます。(岩田文明)お

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四重にした電柵の電線

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縦に電線を張り、ネット状になった電柵。これでイノシシは電線を切らないと侵入できないようになりました。

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イノシシに掘り返された実生の苗

茶畑の管理作業

収獲作業が一段落して、来年に向けての茶園管理作業を始めています。イノシシが、茶畑の山際土手を崩して、地下水位が高くなったため、溝を掘って排水性が良くなるように改善しました。これからは根が伸びる季節となります。今の時期に、根がしっかりと生長できるように茶園環境を改善していくことも、大切な管理作業の一つと考えています(岩田文明)

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ナラ枯れ

今年も、樹齢の高いナラの大木が、地域のあちこちで枯れ始めています。長年、茶園の南側で、太陽を遮っていたナラの大木も、ついに枯れ始めました。今後、風が強い日や大雨の時に、枯れた枝や幹が、道路に落ちてくることもあると思うので、充分な対策が必要です。(岩田文明)

日陰の原因となっていた、ナラの大木。枯れ始めました。

種を植えた茶園の生育状況について

種を植えた茶園では、除草後、苗に陽が良く当たり、順調に生育しています。いっぽうで、自然環境の中で、茶の生育を妨げる被害もあります。これも一種の自然淘汰と考えたいと思います。(岩田文明)

170703_180647●ウサギによる食害。同じ茶園に生えているつゆ草の先芽を齧られるのですが、発芽した茶の芽も齧られます。

ウサギに齧られたと推測する園内に生えている「つゆ草」

ウサギに齧られたと推測する発芽した芽

●モグラがトンネルを掘った際に、種を貫通していまう例もあります。ミミズが多い所では、モグラのトンネルが網の目のように掘られます。

モグラが掘ったトンネルによる発芽阻害

 

 

 

 

 

 

 

 

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