5月に新茶を終えた後、6月は「有機ほうじ番茶」となる刈下番茶の収穫と製茶に集中してきましたが、おかげさまで、計画どおり、旬の時期に終えることがきました。
今、当園の茶園の樹高は、一年で最も低くなっていて、来年の新茶に向けての準備が完了した状態になっています。当園の栽培体系だと、ちょうど今、一年の区切りの時期を迎えたことになります。(岩田文明)

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収穫直後の「刈下番茶」。この後、製茶・貯蔵熟成・焙煎して、「有機ほうじ番茶」となります。
5月に新茶を終えた後、6月は「有機ほうじ番茶」となる刈下番茶の収穫と製茶に集中してきましたが、おかげさまで、計画どおり、旬の時期に終えることがきました。
今、当園の茶園の樹高は、一年で最も低くなっていて、来年の新茶に向けての準備が完了した状態になっています。当園の栽培体系だと、ちょうど今、一年の区切りの時期を迎えたことになります。(岩田文明)
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収穫直後の「刈下番茶」。この後、製茶・貯蔵熟成・焙煎して、「有機ほうじ番茶」となります。
種を植えた茶山に有機物を敷詰めています。「来年、種を植える予定の笹林で粉砕して準備しておいた有機物を「軽トラで運搬」⇒「クローラーで分配」⇒「均して仕上げる」という順序で進めています。
新茶の 収穫を始めるまでに、成園の除草作業を進めながら、種を植えた茶山に有機物を敷詰め終えてしまえるように、急ピッチで進めているところです(岩田文明)
来年、種を植える予定の笹林で準備しておいた「有機物」。ここから 地域内循環します。
種を植えた茶山に、クローラーで有機物を分配中(コイキビロ)
今年で二年目となった種植え作業。当園のメンバー総出で、予定通り進めることができ、おかげさまで今季終了しました。
茶の実を植えた後、収穫出来るようになるのは6~10年先と見込んでいますが、茶の木が生長していく過程を観ながら、それを日常の仕事に活かしていくことも大事だと考えています。(岩田文明)
笹林となっていた茶山に種を植える(コイキビロ茶園)
将来茶の樹が一株育つ地点に、8粒の種を蒔きました。べにひかり実生。
今年の冬は寒かったですが、桜の花が咲くとともに、お茶の新芽も膨らんできました。
新芽の生長とともに、気持ちも高まり始めています。(岩田文明)
早生品種「さえみどり」の新芽。宮山茶園
今日は種を植え始めて3日目。今年は初めて、紅茶品種「べにふうき」の実生も植えています。「べにふうき」を種子親として採った種は、大きさが不揃いな傾向があり、念のため、3つの大きさに分けて、別の筋に植えてみました。また、大きさが不揃いということは、似たものが出現する確率が低いかも知れないと思い、今回は、茶の木が一株育つポイントに10粒ずつ蒔いて、10本の苗から1本に間引けるようにしました。
どれぐらいの確率で、「べにふうき」と似たものが出現するかは、やってみないと分かりませんが、数年のうちに間引きをする時、見極めが、とても重要になります。(岩田文明)
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今年も、お茶の種を植える時期となりました。昨年の秋に種採りをして、冷蔵庫で保管してあった100kgの種を、しばらく浸水した後、新たにつくった3か所の茶山と、昨年台風で流された1か所の茶山に、直播していきます。
種植えは特別な仕事なので、普段は、事務仕事や袋詰め、荷造りを担当してるスタッフやパートさんも、みんなが同じ茶園に集合して、一緒に作業(種植え)を進めていきます。どのようなお茶でも、まずは「どのような場所に」「どのような種類の品種(種)」が植えられているか、ということから始まります。(岩田文明)
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毎年、収穫している茶園(成園)への落ち葉や草の投入作業が一段落したので、今度は、昨年、種を植えた茶園(幼木園)に草や笹チップなどの有機物を敷詰めています。
作業をしながら、植えたお茶以外のお茶(ひとり生えのお茶)を見つければ、違う種類となるので、排除していきます。
掘ってみると「土に埋まっていた切れた根」から出てきた芽でした。これは、以前、栽培していた茶の木の一部です。
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「根分け法」といって、切断した根を土に埋めて、茶の木を増やす方法もあるのですが、このような感じになるということになります。生命力の強さを感じます(岩田文明)
農閑期は「茶園の周辺環境をつくる」という大切な仕事があります。今週は、キトロデという茶園の東側に覆い被さっていた木を伐りました。暗かった茶園が一気に明るくなり、風通しもよくなりました。自然循環型のお茶づくりでは、茶園内の観察も大切ですが、その周辺環境がどのような状態かも、とても重要です(岩田文明)
今春、3か所の茶山に茶の実を植える準備を進めていますが、そのうちの一か所「コイキビロ」で、地上部の有機物の持ち出し作業が終わりました。ここまでは当茶園のメンバーで作業を行いましたが、笹根の掘り起し作業は地元のプロの方にお願いをしました。今日から、ハサミが付いた大型ユンボが入りました。
地上部はジャングルでしたが、地下部も網の目のように根が張っています。(岩田文明)
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落ち葉の回収を始めて、今年で5年目になりますが、いろいろなサラエ(ガーデンクリーナー)を使った中で、昔から農機具倉庫に置いてあった年代もの(写真C)が、最も使いやすいと感じます。このタイプなら、微妙な力加減がサラエの爪先まで伝わるので、雑草の隙間や凸凹した所に挟まっている落ち葉も、思うように掻き集めることができます。これまで仕事で使ったサラエを並べて、その違いを比較してみました。AとBは支点が一か所ですが、CとDは支点が二ヶ所あるために安定して使いやすいのだと思います。(岩田文明)