月ヶ瀬健康茶園

お知らせ・ブログ

新茶の収穫と製茶を始めています

5 月10日から新茶の収穫と製茶を始めました。今季、霜の被害が無く、点在するすべての茶園の新芽が順調に生育してきました。

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5月10日、宮山「さえみどり」から、収穫を始めました。

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花崗岩の山に植えた「さえみどり」。茶刈の時、足元注意です。

 

 

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宮山の急傾斜地 縦畝茶園の収穫。5月12日

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茶刈機2台での収穫。梅ケ谷茶園5月12

日常、袋詰めや荷造り、事務作業をしているパートさんやスタッフも、この時期は茶刈や製茶の補助にも入ります。

当園では、生産から企画や出荷まで、一貫したお茶づくりを行っていますが、携わっている人も一貫した作業を行います。

35か所(70区画)の茶園すべてで、適期に収穫できるよう、これから総出で頑張ります。(岩田文明)

 

種植えのこと

今春、3か所の茶山に、5万個の種を植えています。3か所の中でも最も広い「ゲンダラ3」茶園は、いつも袋詰めや出荷、電話受付を担当してれているパートさんや、一緒に勉強会をしている方々にも手伝ってもらい、おかげさまで一気に作業が進みました。日常の業務では各自の担当はありますが、一年の中で、茶刈や手摘みといった収穫、手摘みや喫茶などのイベント、落ち葉回収、そして今回の種植え等、チームのメンバーが皆で一つの工程を共有する時間をつくっていくのは、貴重なことだと考えています。(岩田文明)

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ゲンダラ3茶園での種の植付作業風景。左奥の山は、表面を鋤き取って積み上げた笹根の山。

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2~3日間、水に漬けて沈んだ種だけを使います。

種の植付のこと

現在、茶山への種の植え付け真っ最中です。植えた後、イノシシに土をひっくり返されないよう、獣害対策として電気柵を厳重に張っています。数年前までは、イノシシ用として高さ120㎝・2段張りの棒を使用していましたが、今回からはイノシシ&鹿用として高さ180㎝・三段張りの棒に切り替えました。

鹿には、幼木の時に新芽をかじられるのですが、これまで「おくみどり」や「さえみどり」などの緑茶系品種より、「べにふうき」や「べにひかり」といった紅茶品種系の幼木の方が、かじられた形跡が目立つ傾向にありました。

月ヶ瀬地域では、約20年前迄は野生のイノシシを見たことがありませんでしたが、15年程前からイノシシが増え始めて、電柵の必要性が出てきました。最近は、鹿も増えています。農業の営みを強化して、草を刈り、地域内の耕作放棄地を減らし、人とイノシシ等の獣が、お互いに少しでも離れた環境で過ごせるようになりたいものです。(岩田文明)

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帰国後、通常の仕事に戻っています

イギリスで予定通り研修を終え、通常の仕事に戻っています。おかげさまで、今後のお茶づくりに活かしたいと思えるような多くの学びをさせて頂くことができました。ありがとうございました。

種 の植え付けを始めています。新たな茶園が誕生する記念すべき工程を、チームワークで進めて行きます。(岩田文明)

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ロンドンでの短期滞在のこと

茶園スタッフ有志のメンバーでイギリスに来て、後半の四日間は、ロンドン市内で短期滞在型のアパートを借りて、各自行きたいところに出かけるという毎日でした。(岩田文明)

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毎日、商店街のような所で開催されているマーケットですが、土曜が出店者が多く最も賑やかになる「バラマーケット」。

 

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いつもは、三重や奈良のオーガニックマーケットで出展者として参加ですが、今回はお客さんとしての参加です。

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大英博物館、科学博物館、自然史博物館、グリニッジ天文台など、いろいろミュージアムをまわりました。月ヶ瀬健康茶園ミュージアム(仮称)構築に向けて、イギリスの博物館に行けたことがよかったと思いました。 古代エジプトの花崗岩(月ヶ瀬と同じ種類の岩)の彫刻と一緒に撮影。

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大英博物館の前にあるお店。ここでアフタヌーンティーをしました。

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初めて経験したアフタヌーンティ。とても美味しく、満足しました(写真は二人分)

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オーガニックの品揃えが豊富なホールフーズマーケット。

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毎日通ったスーパー。

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スーパーで、オーガニック食品を欲しいと思う人が、オーガニックを選べば購入できるというスタイルがありがたいと思いました。

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イギリスでは「ソイルアソシエーション」が認証しているオーガニック食品の割合が高いように思いました。

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野菜以外にも、卵やチーズ、ミルク、スープまでオーガニックが揃いました。

 

 

 

イギリスのコッツウォルズ地方に来ています

茶園スタッフ有志のメンバーで、イギリスのコッツウォルズ地方に来て四日目となりました。オーガニックの農場やカフェ、ショップ、教育の現場などを訪問させて頂きながら、携わる方々のお話を伺っています。しばらくの間、スタッフ3名不在にさせて頂きますが、よろしくお願いします。岩田文明IMG_1480IMG_1484IMG_1500

茶山に種を植える準備を始めました

今春、種を植える茶山の準備を始めています。

一昨日は雨が降ったので電気柵のガイシ付けや笹の棒切りをしました。土をひっくり返したりするイノシシは15年程前から増えてきましたが、幼木の新芽をかじったりする鹿も最近は増えています。これまでは高さ1.2mの猪用の電柵棒を使っていましたが、今回は初めて鹿用1.8mを導入しました。

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昨日は晴れたので、種を植えるポイントを計測しながら、笹の棒を立てていきました。ここの茶山は山の斜面に沿って4区画あり、それぞれ広さや方角、標高、土質といった条件が異なりますので、その条件に合いそうな品種の種を地形に沿って植えていく計画をしています。(岩田文明)

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粉砕した笹を茶園に入れ始めました

ミニユンボのハンマーナイフモアで粉砕した笹が乾いてきたので、集草、袋詰めして、茶園の畝間に入れ始めました。これで、粉砕⇒乾燥⇒集草⇒袋詰め⇒運搬⇒投入まで、繋がりました。背丈以上もの高さのあった笹ですが、粉砕、乾燥することで、笹の体積が小さくなり、軽くなり、効率の良い仕事が出来ました。(岩田文明)

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集草作業

 

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袋詰め作業

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運搬

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葛の根を掘り、「月ヶ瀬本葛」づくりを始めました

 

年始に、吉野「中井春風堂」さんの葛会に参加してから、自分達でも葛をつくってみたいと思っていました。

ちょうど、今春、茶の種を植えるため、草刈りをしている所で、太い葛のツルがたくさんあり、株元をチェックしてありました。ここは南東向きの赤土で、昔、菜園畑だった所で、30年以上草刈りをしていないという立地条件です。さらに根にデンプンが蓄積された厳寒期に掘るというタイミングなので、どのような本葛が出来上がるか、とても楽しみです。

葛会では、

●吉野本葛は「クズ」の根から取り出した(葛でん粉)だけを原材料とし精製したもの。

●吉野葛は、葛でん粉を主原材料に用い、従原材料としてさつま芋から採取した(甘しょでん粉)を混合したもの。

と教わったので、今回は「月ヶ瀬本葛」をつくるということになります。(岩田文明)IMG_6536

 

 

 

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笹ジャングルの奥へと続く獣道を発見

ミニユンボに付けたハンマーナイフモアで険しい笹林を粉砕中、奥へと続く獣道を発見しました。この辺りはジャングルの中心部なので、人が入ってくることが一切出来なかった所です。地域内には、こういったジャングルが、あちこちにありますが、人里近くにも関わらず人が近づくことができない、このような空間がイノシシの住処となり獣害が増えてきたのではないかと思います。こうやってイノシシのアジトを破壊していくことも、この作業の大切な目的の一つでもあります。(岩田文明)IMG_6515

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