新茶のご注文をありがとうございました。新茶を、お届けさせて頂きます。
今年は、暖冬で春の訪れが早かったため、一番茶の収穫が早くなると予測していましたが、例年通りの時期となり、当初のご案内より少し遅れての出荷となりました。
自然のリズムでお茶が育つということは、面積当たりの収穫量が少なくなります。また病気や害虫に対しての抵抗性が強くなるため収穫に適する期間が短くなる傾向があるようで、広い面積の茶園で適期に収穫していくために、今季は普段は出荷や袋詰めを担当しているものもすべて総動員で、収穫や製茶工場の補助に入り作業を進めることになりました。おかげさまで、すべての茶園で収穫適期に収穫と製茶をしていくことができましたので、2016年の気候を、しっかりと表現できる新茶ができたと感じております。
新芽が萌芽してからの生育過程を観察していますと、冬に寒くなり、そして春が来るというその「反動」が、四季ある日本での植物の生育に大切な役割を果たしているのではないかと感じました。
今年の茶(ちゃ)葉(よう)も“煎が利く”ため、茶葉の量、湯温、湯量を調整して新茶を楽しんでいただけると嬉しく思います。7月頃までは、新茶として出荷させて頂きます、今季もよろしくお願い致します。
2016年5月30日 月ヶ瀬健康茶園 代表 岩田文明