有機栽培や自然栽培で農薬を使わずにお茶を栽培していると、茶園のあちらこちらにハチの巣がつくられます。今頃の季節になると、除草作業や整枝作業の際に蜂に刺されてしまうこともあり、作業の際は細心の注意が必要です。当園では蜂の巣を発見した場合、目印の棒を立て、後日、専用の防御服を着て、まとめて巣の捕獲にまわります。そこで、先日、茶園7か所をまわり、3種13個のハチの巣が獲れました。
「蜂の子」は子供の頃から貴重な食べ物として楽しみのひとつでしたが、比較したことがなかったので、この機会に、スタッフの有志のメンバーで食べ比べをしてみました。「幼虫より蛹の方が軟弱で扱いが難しい」「卵の黄身のよう」「クリーミー」「スズメバチは揚げた方が良いように思う」「小さい方が淡泊で美味」「大きいのは重厚感と癖がある」など、いろいろな感想が出ました。
一度に食べきれず、蜂の巣の状態で数日間保管する場合、日に日に孵化して、巣穴から成虫が出てくるので、注意が必要です(岩田文明)