作業性から考えた場合、軽トラックが茶園まで入れるかどうかは、とても重要な要素になります。今年から、新たに地域の方から引継いだ茶園には、通路の両側、どちらにも車が入れる作業道がなかったので、茶の樹を抜いて道をつくりました。
私が小学生の頃は、4WDトラックというのがなかったので、園内の作業道で頻繁に車がスリップして、家族総出で押しに行ったことを覚えています。その頃だと、傾斜地の茶園内まで、車が入れるというのは、どんなに重要視されていませんでした。しかし、その後4WDの軽トラックが普及してからは、かなり険しい道でも車が入れるようになり、車が入れる作業道があってこその茶園へと、時代は変わりました。中山間地の農業には、4WDの軽トラックが重宝します。(岩田文明)