昨年は紅茶の製造量が少なく、たいへんご迷惑をおかけしましたが、今年は5月2日から紅茶を作り始めて、6月2日に一段落致しました。
前半は「さえみどり」や「やぶきた」「さえみどり実生(幼木園)」等で発酵が浅めのグリニッシュ紅茶をつくり、中盤になるにつれて、発酵時間を長めにしていきました。後半は、「べにひかり」など晩生種が適期となり、樹齢の若い「べにひかり実生」など、今年初めて製造できた茶園もありました。
今年の紅茶は、これ迄と比べて、全てのロットで茶殻と水色が明るくなり、とくに冷めた時の香りと味が良くなっているように思います。もうちょっとの期間、貯蔵することで、製造していた時の香味が上がってきた頃に、ご案内させて頂きます。お待たせ致しますが、よろしくお願い致します。(岩田文明)