梅が谷と呼ばれる茶畑の一角には、小さな野菜畑があります。
ここは、「自分たちが食べるものは、できるだけ自分たちの手でつくりたい。」
という思いからスタートした、チーム岩田の自給用菜園です。
月ヶ瀬健康茶園の栽培基準(農薬・化学肥料・動物性肥料を使わない)に沿って、
3年程前から数種類の野菜をつくっています。
今は、トマト、きゅうり、ピーマン、かぼちゃ、なす、ししとう、オクラ、
空芯菜、落花生、インゲン、大豆、スイカ、ごぼうなどが点々と育っています。
こう挙げるといかにも充実した菜園のようですが、
現状は、来る日も来る日も口に入るのはトマト、
きゅうりのオンパレードだったり、
やっと実った野菜は手のひらにのるくらいの収穫量しかなかったりと、
まだまだ偏りのある自給野菜。
そして、たとえ小さな菜園でも、避けては通れないのが鳥獣の被害。
「ちょっとくらいいいかな」と悠長にかまえていると、
数日後には全滅だったなんていう痛い目にあいます。
今年は里芋がアライグマによって見事に食べつくされました。
今までで獣害対策らしきものは
「電柵もどき(電気が通っていない柵)」くらいしかしていませんでしたが、
今季は畑の周りをぐるりとネットで囲み、
トマトのまわりには防鳥テープなるものをはってみたりと
少しずつ改良を加えています。
畑の土づくりもまだまだこれからで、
試行錯誤しながら、失敗しながらの野菜づくり。
それでも一年一年、食べられる野菜が増えていくのはうれしものです。
次はお米か、そして果樹も!と、先走る欲求をぐっとおさえて、
まずは目前の秋冬野菜の準備を。
ささやかな挑戦はつづきます。