今年の新茶のご案内ができました。
毎日、少しずつ、生育しています。茶園の上に載った落ち葉を取り除いたり、除草など、収穫に向けての準備作業を進めています。(岩田文明)
3月中旬より新茶前の春整枝作業を行ってきましたが、一昨日、極晩生の「やまとみどり」を終え、すべての茶園で完了したところです。早く芽が出る斜面では、だいぶ芽が出てきました。(岩田文明)
新茶の時期になると収穫した一部の茶葉は、茶工場横の山の中で萎凋(萎らせる)して、萎凋香煎茶や萎凋香緑茶を製茶しています。これまでの場所から、もう少し山の奥に行くと涼しくて良い場所があるので、萎凋風景を思い浮かべながら、排水と整地作業をしました。(岩田文明)
オンラインショップにて、自然栽培茶の新しいビンテージの販売が始まりました。
本日よりお買い求めいただけます。
■自然栽培煎茶 やぶきた萎凋香(自宅前) 50g
2020年5月摘採
収穫した新芽を森の中でゆっくりと萎れさせることで、約500万年前の古琵琶湖層(水成岩)の地質で育つ「やぶきた」品種の萎凋香を発揚させました。
萎凋香が、やさしく身体に吸い込まれていくような感覚があります。茶山には、毎年、落葉広葉樹林の落ち葉を敷き詰めています。
”自宅前”の茶園の土壌は赤黄色粘土。形状は背斜状。茶樹の植栽は縦畝。
■自然栽培煎茶 やぶきた萎凋香(宮山) 50g
2020年5月摘採
収穫した新芽を森の中でゆっくりと萎れさせることで、約一億年前の領家帯(火成岩)の地質で育つ「やぶきた」品種の萎凋香を発揚させました。
萎凋香にインパクトがあり、身体の入口で分かりやすく、特徴を感じる感覚があります。
茶園土壌は花崗岩を非常に多く含む壌土。形状は南東向き急斜面。茶樹の植栽は縦畝。
■自然栽培 萎凋香緑茶(蒸し製玉緑茶)やぶきた 2020年 50g
2020年5月摘採
収穫した新芽を森の中でゆっくりと萎れさせることで、約500万年前の古琵琶湖層(水成岩)の地質で育つ「やぶきた」品種の萎凋香を発揚させました。煎茶とは異なり、煎が効くよう揉む(精揉)工程を無くし、玉緑茶に仕上げたため、萎凋の香りをダイレクトに楽しんでいただけます。
茶園土壌は赤黄色の粘質土壌。形状は背斜状。茶樹の植栽は縦畝。
新しいビンテージもどうぞ宜しくお願いいたします。
農閑期の茶園での仕事が順調に進み、いろいろな事が出来る状況になってきました。草が生えやすい茶園では、一度、畝間に落ち葉を入れた後、さらに笹を敷詰めてマルチ効果を高めたり、スタッフの駐車場の排水工事をしたり、茶園の排水工事をしたりなど、いろいろ並行して進めています。もう少し続く農閑期の時間を大事に活用したいと思います。(岩田文明)
農作業の休憩中、茶株の下で、落ちた種から実生苗がたくさん生えているのを見つけたので、お茶にしてみました。いつも飲んでいるお茶より、ゴボウのような根の香味が特徴的に強く感じられました。
一年生苗ではありましたが、葉の先から根まで、茶樹全体を、まるごと飲んでみました。(岩田文明)
農道沿いの急斜面の岩場に堆積している落ち葉を集めて、落ち葉の滝をつくってみました。気持ちが良いので、動画を撮りました。(岩田文明)
農繁期に稼働する荒茶工場。いつものお茶を製茶しながらも、新たな取組もしたくて、これまで、ずっと工事中のようなスペースもありました。今冬は、ちょうど20年前、就農一年目に、自分で建築した紅茶製造小屋を解体してリニューアルしているのですが、間伐材や昔の木製電柱、トタン、ボルトなど大量に出た廃棄物は、まだまだ使えるので、別の場所に、農具入れの小屋、トラックの車庫として、再活用することにしました。(岩田文明)
新年のご挨拶もせぬままに、日々の仕事が始まっております。奈良・月ヶ瀬でも、2018年の冬以来の寒波が到来し、落ち葉集めをした農道の脇では、ツララがはっていました。
年明け早々、荷物を括るロープを忘れて行きましたが、スタッフのアイデアで、藤のツルを引っ張り出して来て、代替えとして活用してくれていまいた。このようなこと、日常でも、とても大事な感覚だなと思いました。(岩田文明)