月ヶ瀬健康茶園

お知らせ・ブログ

茶園で捕獲したハチの巣のこと

有機栽培や自然栽培で農薬を使わずにお茶を栽培していると、茶園のあちらこちらにハチの巣がつくられます。今頃の季節になると、除草作業や整枝作業の際に蜂に刺されてしまうこともあり、作業の際は細心の注意が必要です。当園では蜂の巣を発見した場合、目印の棒を立て、後日、専用の防御服を着て、まとめて巣の捕獲にまわります。そこで、先日、茶園7か所をまわり、3種13個のハチの巣が獲れました。

「蜂の子」は子供の頃から貴重な食べ物として楽しみのひとつでしたが、比較したことがなかったので、この機会に、スタッフの有志のメンバーで食べ比べをしてみました。「幼虫より蛹の方が軟弱で扱いが難しい」「卵の黄身のよう」「クリーミー」「スズメバチは揚げた方が良いように思う」「小さい方が淡泊で美味」「大きいのは重厚感と癖がある」など、いろいろな感想が出ました。

一度に食べきれず、蜂の巣の状態で数日間保管する場合、日に日に孵化して、巣穴から成虫が出てくるので、注意が必要です(岩田文明)

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今回は茶園7か所をまわり、3種13個の蜂の巣を捕獲しました

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巣の中の幼虫を、潰さないように一匹ずつ丁寧に引き出します。成虫になったばかりの蜂もいるので、注意が必要です。

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幼虫と蛹を、引き抜いていきます

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蜂の種類のよって、蜂の子の色や大きさも様々です。

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油炒めをして、塩で軽く味付けをします。小さい(アシナガ蜂)のは5秒ぐらい、大きい(スズメ蜂)のはしっかりと炒めました。

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夏季休業期間のお知らせ

いつも当園のお茶をご愛飲いただきありがとうございます。

誠に勝手ながら、下記の期間を夏季休業とさせていただきます。

 

■休業期間:8月12(土)~8月15日(火)

※出荷休業/オンラインショップは受注のみのご対応となります。

※8月16日(水)より発送業務を再開いたします。

 

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

(道免)

電柵を張っているのに何度もイノシシが侵入する茶園

月ヶ瀬地区内には、電柵を張っているのに、何度もイノシシが侵入してしまう、大変な茶園があります。そこは新たに種を植えた茶園でもあるため、イノシシに掘り返され荒らされては困る所です。そのため、電柵を設置して、最初は二重に電線を張っていましたが、何度もイノシシが侵入するため、「電線を三重」⇒イノシシ侵入⇒「電線を四重」⇒イノシシ侵入⇒「縦に電線を張り」、ついにネット状にまでなりました。

これで、イノシシから茶園を守ることが出来るか、しばらく様子をみます。(岩田文明)お

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四重にした電柵の電線

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縦に電線を張り、ネット状になった電柵。これでイノシシは電線を切らないと侵入できないようになりました。

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イノシシに掘り返された実生の苗

茶畑の管理作業

収獲作業が一段落して、来年に向けての茶園管理作業を始めています。イノシシが、茶畑の山際土手を崩して、地下水位が高くなったため、溝を掘って排水性が良くなるように改善しました。これからは根が伸びる季節となります。今の時期に、根がしっかりと生長できるように茶園環境を改善していくことも、大切な管理作業の一つと考えています(岩田文明)

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7月の奈良オーガニックマーケット

梅雨も明け、夏らしく日に日に暑さが増してきました。

つめたく冷やしたお茶がおいしく感じられる季節となりました。

 

今度の日曜日は奈良オーガニックマーケットに出店します。

試飲用に水出しのお茶をご用意いたします。ぜひお出かけください。

*日時:7月30日(日) 9-13時(※7月、8月は13時までの開催となります。)
*場所:JR奈良駅前広場
httpss://www.facebook.com/n.o.m.kodomo/

 

(道免)

ナラ枯れ

今年も、樹齢の高いナラの大木が、地域のあちこちで枯れ始めています。長年、茶園の南側で、太陽を遮っていたナラの大木も、ついに枯れ始めました。今後、風が強い日や大雨の時に、枯れた枝や幹が、道路に落ちてくることもあると思うので、充分な対策が必要です。(岩田文明)

日陰の原因となっていた、ナラの大木。枯れ始めました。

種を植えた茶園の生育状況について

種を植えた茶園では、除草後、苗に陽が良く当たり、順調に生育しています。いっぽうで、自然環境の中で、茶の生育を妨げる被害もあります。これも一種の自然淘汰と考えたいと思います。(岩田文明)

170703_180647●ウサギによる食害。同じ茶園に生えているつゆ草の先芽を齧られるのですが、発芽した茶の芽も齧られます。

ウサギに齧られたと推測する園内に生えている「つゆ草」

ウサギに齧られたと推測する発芽した芽

●モグラがトンネルを掘った際に、種を貫通していまう例もあります。ミミズが多い所では、モグラのトンネルが網の目のように掘られます。

モグラが掘ったトンネルによる発芽阻害

 

 

 

 

 

 

 

 

ハチの巣の時期となりました

今年も、茶園内のあちこちで、ハチの巣が出来始める時期となりました。巣があると、除草中や収穫中に蜂に刺されることもあり、「農薬を使わない栽培」の悩みの一つです。発見した後は目印の棒を立て、皆が分かるようにしておき、専用の防御服を着て捕るという順序です。その幼虫は、軽く炒めて、食べると非常に美味です。(岩田文明)

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今回捕った、中スズメバチの巣は、生まれたばかりで小さなものでした。

 

夏摘み紅茶をつくっています

一番茶終了後、6月初旬に浅く整枝した茶園では、ポツポツと次の芽が出てきました。この芽を「整枝(≒収穫)」していくことで、来年の一番茶が揃った枝葉から育つことになります。整枝の際に袋に入っていく僅かな芽ではありますが、日中、暑くくるこの時期に虫や病気に耐え、たくましく育った芽で、夏摘み紅茶をつくっていきます。(岩田文明)

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ウンカに傷を付けれた芽からは、甘い香気が発揚します。

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自然のリズムで育つ、夏の芽は節間が短く、力強さを感じます

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太陽の陽射しをたっぷりと浴びた芽は、発酵する力があるため、紅くなるよう意識して製茶していきます。

種の力

収穫と製茶が一段落しましたが、今は雨が降って土が軟らかいので、除草作業を進めています。種を植えた所で、除草中、抜根前の茶樹からこぼれ落ちたと思われる種から発芽したのがあったので、掘ってみました。広葉樹林のドングリやクリの実も、こんな感じで発芽して育っていきます。茶の実も、自然の力で育っていってくれることと思います。(岩田文明)

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