月ヶ瀬健康茶園

お知らせ・ブログ

2/10 原木しいたけ の仕事 ②

原木生しいたけ 出てきています。

寒さの中 ゆっくりゆっくり 大きくなっています。

 

 

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2/10 原木しいたけ の仕事 ①

上から下まで ずずいっと 椎茸の原木です。

月ヶ瀬健康茶園には こんな場所が何ヵ所かの山にあります。


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当園の原木生椎茸は、冬菌といわれる、

寒さが感じられるようになると発生する品種を植菌しています。

なかでも、山での ”自然発生” に向いている品種を選んでいます。

原木は、月ヶ瀬を中心とした地域の山林で育ったものを使用します。

その後椎茸が育つ気候と同じ環境で育った原木であることが重要と考えます。

 

椎茸原木に向いているナラ・クヌギなどのドングリの木は、

雑木林の多い月ヶ瀬周辺には多く、30年ごとにローテーションで切り出し、

山肌を陽の光を当てるようにすることで、

森が再生し、山の環境を維持することにもなっているのだそうです。

 

30年近く育ったナラ・クヌギを原木に切り出し、

落ち葉や柴を茶園に、そしてそれ以外は暖をとるための薪に利用しています。

 

月ヶ瀬の森で育つ原木生しいたけは、

朝晩の寒さの厳しくなる12月~2月末までが最もおいしい季節となります。

近年は、天候が“例年どおり“であることが少ないため、

時期は前後する場合も多くなっていますが、、

寒い中、原木の栄養分をゆっくりと吸い上げ時間をかけて大きくなることが、

濃い味の原木生椎茸を育てるのだと考えます。

 

森の中で ”自然発生” での収穫を大切に考えます。

 

森で育つ自然発生の原木生椎茸は、

連続した凍結と雨に弱いため予測がつきません。

また天候によって、椎茸が含む水分量が大きく違ってきます。

直送させていただいている みなさま いつも 時節をともに過ごしていただき

ありがとうございます。

 

つづく

 

 

1/20 寒茶づくり

DCF000481月20日

初めて「寒茶」づくりに挑戦しました。

 

茶園見学に来て下さった方と、茶を飲みながら

「寒茶づくりしませんか??」という話になった。

 

本日曇り空、お日様が出ないと日中とはいえ

とっても寒い みなさま 完全防寒対策をして来てくれました。

 

実は「寒茶」とは何か… と調べるところから始まりました。

「寒茶」という言葉は知っていたものの

どうやって作るのか…というところから始まりました。

 

以下 文明レポートです。

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寒茶とは厳寒期に収穫して製茶するということが、どこの地域にも共通していることですが、

「蒸してから、揉んで天日に干すか、揉まないで天日に干す」か、

地域によっていろいろな製茶方法があるようです。

 

いっぽう月ヶ瀬では、60年以上も昔、

5月に新茶を収穫した後の下側の番茶を「家庭用の飲み茶」として

6月に手づくりで「赤番」という番茶を作っていた話を、

以前、親戚のおじさんから聞いたことがありました。

それを教えてもらいながらつくってみたいと思っていたこともあり、

今回は月ヶ瀬の「寒茶&赤番」づくりに挑戦しました。

 

そして厳寒期の番茶をいくつか飲み比べたくて、5種類のお茶を摘みました。

・「山に残っている在来の茶樹」

・「べにひかりの放任茶園」

・「やまとみどり在来の自然仕立て」

・「はつみどりの自然仕立て」

・「在来茶園」

 

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1.番茶を摘む

2.薪で炊いた湯の蒸気で、番茶を充分に蒸す

3.熱いうちに手で揉む

4.天日で充分に干す

5.昔は、焙じて飲んでいたそうです。

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つくりながら感じたこと

・厳寒期の番茶は5種類とも、香り、かじった時の甘さ、色、手触り(揉み心地)、様々でした。

・ビオワインを飲み比べた時、品種の特徴が違いが大きく、

ワインそのものの質を知るには分かりにくい点がありました。

しかしお茶の場合、品種の特徴は、成分が豊富な新芽でつくることで、

その違いが判りやすくなります。

いっぽうで繊維が多く品種の特徴の違いが判りにく番茶どうしを比較してみることで、

その場所で育つ茶樹の品質そのものを知ることが出来るのではないかと思いました

 

比較、試飲が楽しみです。

・葉をかじっただけですが、耐冬性を高めている時期なので、

秋番茶に比べて、糖のような甘さが感じられました。

とくに耐寒性の強い「やまとみどり」在来は、甘さを強く感じました。

もっとも耐冬性が高まり、かつ枝葉の栄養を使って新芽が萌芽する迄の時期に、

番茶を採ることに寒茶の意味があるのだと思います。

 

現在、天日で干しています。

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1/17 新年会

月ヶ瀬健康茶園 新年会

 

月ヶ瀬の地形を感じる 山中を

子供たちと一緒に歩いた後 新年会に突入です。

 

今年は長年お付き合いさせていただいている

小原営農センター のお豆腐で 湯どうふです。

大豆栽培から、お豆腐 納豆まで 一貫生産をしています。

”毎日納豆” の文月 一押し 「ここの大豆が一番おいしい」!!

 

代表の三浦さんは、毎朝 コーヒーメーカー で 長年

月ヶ瀬健康茶園の 有機一番摘み月ヶ瀬煎茶 を 煎れて飲んでくださっているのだそうです。

「あれこれしてみたけど これが一番おいしい」と

びっくり 一度試してみなくては…

 

小原営農センターのお豆腐と

月ヶ瀬健康茶園の ぷりぷりの 『アワビのような(自賛)』 山の原木シイタケ

美代 の 菜園畑の ネギ と 山東菜 と 水菜

(チーム岩田の菜園畑は 少し前に イノシシが耕してくれました。)

ついつい 食べ過ぎてしまいます。

一升たいたごはんも 鍋につられて あっという間に完売

 

子供たちが鍋を食べている間に

大人たちは少し勉強会

 

去年に引き続きビオワインの試飲会をしました。

去年のテーマは 「土質ごとに異なる ビオワインの 味と香り」でした。

 

 

今年テーマは「テロワール」。

 

同じ石灰岩土壌でも、「砂混じり」と「粘土混じり」の土壌で育ったワインの特徴の違いについて、

「あの風味の抜け方の微妙な違いに関係あるのかな?」。

そして「南東向きと北西向きの違いは何だろう?」等、いろいろ想像を膨らましてました。

けれどその中で 品種の違いと思われる特徴が最も分かり易い違いでした。

おもしろい!! チーム岩田 ワインのプロはいないので 

番号ごとに 飲んだまま 香ったまま 観察します。

土質・テロワールの違う 茶園のお茶の飲み比べの 応用です。

 

自然のリズムで育ったワインだからこそ、楽しめる魅力のひとつです。

時間をかけて 香りの変容も 確認 !!  「おもしろーーい」

 

地域の草木を還し お茶をお茶らしく育てると まさにこの感覚でお茶を飲むことができます。

これから、月ヶ瀬の山間に点在する茶園(茶山)ごとの違いを楽しめるような企画を、どんどん進めていきたいと思っています。

 

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ワインは番号がつけられ  かまたや 小島先生の案内文をみながら 飲んでゆきました。

 

ワインはいつも、

東京都の大田区にある 鎌田屋酒店(かまたや)の 

小島 隆 先生 に お世話になっています。

今回も 月ヶ瀬健康茶園 の 『土質が同じで そのほかの地勢の違うワインを学びたい』を

しっかり 体感させていただきました。ありがとうございました。

 

 

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1/19 の仕事

冬の作業

これから定番になる 作業のシュミレーションです。

ただ今、一番 良い方法を模索中です。

今回、3トンのミニユンボの先に

「ハンマーナイフモア」を取り付けて、笹林の試し刈りをしました。

笹チップは茶園に循環していくのですが、

これを仕事として成立していきたくて、いろいろなメーカーの機種を試している段階です。

 

笹ジャングルの中にはイノシシが通った道がトンネルのようになった獣道もありました。

刈り終わった直後、野生の鹿が来ましたが、最近は人に慣れてきたのか逃げなくなってきました。

最近は、獣害が増えていますが、茂みとなった草を刈り続けることで、

野性動物と人間がうまく共存できる農村環境を維持できれば、と思います。

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今日の作業

今日の作業です。

冬の運ぶ作業です。

 

耕平君と岡野君ががんばってくれています。

 

○集める

 

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○つめる・いれる

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○つむ・はこぶ

 

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○茶園にいれる

このトラックは茶園に直行します。

茶畝に入れます。ふかふかの茶園の出来上がりです。

結構な量を敷き詰めても

夏には土になります。

微生物の力ってすごいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運ぶ仕事

冬の月ヶ瀬健康茶園の仕事は 運ぶ仕事が多くなります。

落ち葉をあつめ 運ぶ

山の木を切り 原木を 運ぶ・薪を 運ぶ・柴を 運ぶ

毎日毎日 コツコツ運んで 改めてその量をみると びっくりします。

 

春までに 茶園の畝間は 落ち葉や 笹チップ 枝チップが 敷き詰められ

ふかふかになります。

 

岩田はなれ宅にも 運び屋が います。

岡野君やおじいちゃん、お父さんが山から運んできた薪を 家に運びます。

薪ストーブの横に山のように積み上げてくれます。

「お母さん 薪がいっぱいあると 幸せやなぁ。」

子供たちが運んでくれる ”あったかい幸せ”です。

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前に運んだ時よりも 上手に たくさん運べるのが うれしいそうです。

兄弟協力して運ぶと もっと上手にたくさん運べる、

運び方も工夫して、知恵も使って、

運ぶごとに たくさん運べるようになる自分に大満足。

二人で協力しているけれど ちょっとしたことでけんかしたり。

運んでいる途中にひっくり返して涙がでたり。

つづけることって 大切なんだと

薪運び歴 4年目の子供たちを見て 気付かされました。

2年前の薪運び兄弟の様子

今は一輪車でガンガン運びます

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あけまして おめでとうございます。

(2015年 月ヶ瀬健康茶園 年賀状から)

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(2011年1月1日 ○今年の元旦も、こんな雪景色の月ヶ瀬でした。)

 

昨年中はいろいろお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は、2011年から新たな取組みとして進めてきた「茶山シリーズのお茶」

そして「つづける畑シリーズのお茶」を、初めて出荷させて頂くことができた年となりました。

新たな取組みを進める中で、

有機農業は、ひとつの仕事が、いくつもの大切な役割を果たしていくことができる

魅力ある職業だったのだと改めて実感すると同時に、

そんな農業となるように、これからも意識して取組んでいきたいと思いました。

今年も引き続き、

点在していた茶園が線で結ばれ、

面(地域の自然環境)が茶を育てていくような、地域循環型の取組みを強化し、

山間地ならではお茶づくりを模索していきたいと予定しています。

チーム岩田全員で力を合わせて、精一杯、

お茶・椎茸づくり・青草の育成に取組んでまいります。

今年もよろしくお願いします。

 

月ヶ瀬健康茶園

岩田文明 ルナ 文月

文地 文祥 美代

道免洋子 岡野渡

〒630-2302奈良県奈良市月ヶ瀬尾山1965

電話 0743‐92‐0739 ファックス0743‐92‐0737

info@tukicha.com https://www.tukicha.com/

2014 ありがとうございました。

月ヶ瀬健康茶園も仕事おさめ。

 

みなさま 2014年 ありがとうございました。

どうぞよいお年をお迎えください。

チーム岩田 一同

12/23 落ち葉集め

冬の大切な作業です。 落ち葉集め。

その作業の際、毎年、時々、みかける「やままゆ(山繭)」。

日本の在来種の野蚕で、天蚕ともいいます、

繭は鮮やかな緑色で、とてもきれいで、よく目立ちます。

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月ヶ瀬でも、大正時代そして明治時代に遡ると、お茶の前は養蚕業が盛んだったので、その原種ともいえます。

今は、茶山として広がっているところも、元来は桑畑だったところもたくさんあります。

毎日、コツコツと同じ作業を繰り返すからこそ、珍しいものに出会えるチャンスがあるのかも知れません。141223_162535

 

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