7月16日 長引 宮山。除草作業中に、冬の間に敷き詰めた落ち葉の表面を手でそっと除いてみました。森のように、土と落ち葉の接点から、白い菌糸が発生して落ち葉の分解が少しずつ始まっています。収穫した葉っぱの栄養分を補う意味で敷き詰めた落ち葉、投入資材の一物一体、身土不二でもあり、来年以降も美味しいお茶に育ってくれることと思います。
まだ雨が降っていますが、風はなくなり。
台風11号 通り過ぎました。
避難勧告も先程解除されました。
今 東の方は雨や風が強いようですが、大きな被害なく過ぎてほしいです。
ニュースでは 各地域の浸水の被害が伝わってきます。
まだまだ、雨が続いています。心配です。
づづく雨で 月ヶ瀬もあちこち 土砂が落ちてきました。
10年に一回の 雨量でした。
隣接した 三重 京都でも 避難勧告がでて川の様子が心配されました。
茶山も畑の方も 少し心配な場所はありますが 今のところ大きな被害は出ていません。
数日後には 紅茶を収穫できるのではないかと 話しております。
天気予報では まだまだ雨が続くそうです。
気が抜けません。
経験したことのない 熱さ
経験したことのない 雨量
経験したことない・・・
こういったことが 茶樹に直接的に働きかけます。
皆様
暑い日が続いておりますが、皆様お変わりございませんか。
月ヶ瀬健康茶園では二番茶の収穫が最盛期を迎えています。
いつも当園のお茶をご愛飲いただきありがとうございます。
今年も“秋”のクオリティーシーズンに、月ヶ瀬紅茶の手摘みイベントを開催します。
この時期は一年のなかでも雨が少ないため、香り豊かで高品質な手摘み紅茶が出来上がります。
今年もみなさんと一緒に、この季節の月ヶ瀬ならではの秋摘み紅茶をつくりたいと思いました。
大切な日に飲む、とっておきの手摘み紅茶をつくりに、秋晴れの月ヶ瀬へお出かけ下さい。
○開催日時 2014年9月28日(日)10:30~15:00 雨天中止
○集合場所 自家用車でお越しの方→月ヶ瀬公民館駐車場
公共交通機関ご利用の方→JR月ヶ瀬口 (送迎あり、要予約)
(電車到着時刻 京都方面から9:57 /亀山方面から10:06)
○集合時間 月ヶ瀬公民館駐車場 10:00
JR月ヶ瀬口 京都・亀山方面各電車の到着時間
○持ち物 農作業できる格好・弁当・水筒・帽子・雨具・健康保険証
(※虫よけ・日よけ対策に、長袖・長ズボンがおすすめです。)
○参加費 2,500円 ※高校生(16歳)から有料となります。
※手摘み紅茶20g以上(当日の収穫量によって変わります。)& 有機紅茶月ヶ瀬1袋
紅茶送料・加工代・保険料を含みます。
※できあがった紅茶は11月はじめにお届けします。
○定員 50名(定員になり次第受付を締め切らせていただきます。)
○申込締切 9月24日
○申込み方法 下記★の内容をご記入のうえ、FAXまたはメールにてお申込みください。
(振込用紙の通信欄にご記入していただいても結構です。)
★参加者のお名前・年齢・住所・電話番号・雨天の場合の連絡先
(携帯電話の番号またはメールアドレス)
送迎希望の有無(予約制)
※事前に指定口座に参加費のお振込みをお願いします。入金確認をもって受付完了とさせていただきます。
※お子様づれの場合、参加費は無料ですが、お子様のお名前・年齢も合わせてご記入ください。
※お預かりした個人情報は本イベント以外の目的では使用いたしません。
【お振込み先】ゆうちょ銀行 口座番号00930-1-255378 加入者名 岩田文明
※本文と同じ内容のものを添付しています。
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〒630-2302 奈良県奈良市月ヶ瀬尾山1965
月ヶ瀬健康茶園
TEL 0743-92-0739 FAX 0743-92-0737
E-mail info@tukicha.com
ホームページ https://www.tukicha.com
正しくは 焙炉 と書きます。
ほいろ【焙炉】とは 製茶用の乾燥炉のことで、
ほいろじまい とは 乾燥炉の火を落とすこと
つまり 製茶の終わりのことを言います。
月ヶ瀬健康茶園の 収穫シーズンは、
この後も二茶・紅茶と8月のお盆のころまでつづくのですが、
6月から始まる番茶が終わると 当園では
お茶のシーズンにがんばった チーム岩田とチーム岩田+
そして 帰りの遅くなった母たちを支えてくれたこどもたち、家族をねぎらうための宴を開きます。
茶の芽に合わせて過ごす新茶のシーズンは、
こどもたち、家族の協力がとっても大切なのです。
今シーズンも ありがとう!!
カンパーーイ
宴の様子をすこしご紹介
今年は 岡野 岩本が サービング担当
焼いて 炒めて 配ってくれます。
ビールサーバーを借りて 生ビールを ジョッキで
こどもたちとノンアルコール組は 水だしの 紅茶 !!
野菜はすべて 月ヶ瀬健康茶園 産 担当道免が
菜園畑から調達してくれました。
かぼちゃは ルナの実家からタイミング良く届いたもの。
つくった人の顔の見える 宴 です!!
暗くなって
4年生の じんくん が クラッシックギターを 弾いてくれました
一曲目の カントリーロードの音色に 一同うっとり
数曲続く演奏に 60代 数名 感動の涙にくれておりました。
思わぬすてきな時間でした。アンコール の嵐。
実は 岡野が長年クラシックギターを弾いており
去年の夏から 岡野君 の指導でじんくんギターを弾いていたのだそうです。
そして “ミニミニ 花火大会” 打ち上げ花火 から 手持ち花火 こどもたちが主役です。
一番盛り上がったのは ねずみ花火
どうやって楽しむかに むかしのこどもたちが大盛り上がりでした。
そしてこどもたちと 昔のこどもたちは 夜のドライブへ
夜の月ヶ瀬を散策 カブトムシやクワガタ ホタル
昼間と違う月ヶ瀬の探検です。
そして最後
こどもたちからのたっての希望で 三本締め よぉ~♪
ありがとうございました。
ほいろじまい には おいしいものを食べよう!!
●炭 で焼きます。月ヶ瀬の炭です。まだ数件炭を焼いている家があります。
●野菜 月ヶ瀬健康茶園菜園畑でとれた野菜です。今年はかなりいい感じです、
●あつあげ 三重オーガニックマーケットで あらいぶきっちん さんにおねがいしました。
絶品です。炭火少しこんがりしたところをいただきます。
今回はジューシーなきぬどうふのあつあげにしました。「これだけで満足です」と岡野 談
●やきとり ここ数年恒例の自分たちで串にさします。
今年は 全植どり 山口県の 秋川牧園
動物性を使わないお茶を作るものとして食べてみたーい ということで
全植鶏 全部植物性のもので育てた鳥 もも肉も手羽も 香りよく
「うめぇ~」絶賛 「来年も全植鶏で!!」
●豚肉 スペアリブとモモ肉 和歌山TonTon有機農場 から。モモ肉が最高においしいのです。
「ちょっと モモなのにこんなに柔らかいん」
7月10日 今日は雨降りのため、今年の一番茶のティスティングと土壌分析結果から、今年の傾向の確認と、来年に向けて、チーム内での勉強会をしました。
一回目は、5か所の茶園からつくった通常の煎茶の飲み比べ
・今年は、同じ品種の「やぶきた」で、隣どうしの茶園でも、特徴の違いがはっきりと出ていたので、品質よく育ったと感じました。
・梅が谷茶園の1区画で、昨年の秋から椎茸の廃原木のみを施すると決めた専用茶園では、まだその成果は製品となったお茶には出ていないように感じました。来年、椎茸の朽ちた原木から育つ甘い煎茶が出来ることを楽しみにします。
二回目は、5か所の茶園からつくった萎凋香煎茶の飲み比べ
・「さえみどり」萎凋香…バニラのような芳香と桃のような香味の後口
・「やまとみどり在来」萎凋香…穏やかに続く甘い香り。
・「やぶきた在来」萎凋香…甘いトップの強い香り。
・「在来」萎凋香…凍頂ウーロンのような中国系の香りが、体に吸い込まれていくような余韻。
・「やぶきた」萎凋香…口のなかに広がるフラワリーな上品さを感じる香味
それぞれの茶園毎に、明らかに特徴が異なる香気と味が出ていることを確認できました。
出来立てのため、まだツンツンとした若々しい風味があるため、まろやかになるまでしばらく冷蔵庫で熟成します。ひと夏こして、9月頃、もういちどティスティングしてから、香りの違いを楽しめる萎凋香煎茶としてデビュー予定です。
三回目は、6か所の茶園の緑茶品種からつくった紅茶の飲み比べ
・「さやまかおり」…柑橘系を感じる風味
・「やまとみどり在来」…ウッディ―な蜜系の穏やかな香味
・「在来1」…清々とした立体感のある若々しい風味
・「在来2」…甘く若々しい立体感のある風味
・「やぶきた」…バナナのようなフルーティーな香味
・「さやまみどり」…白ブドウのような香味
品種の特徴の違いがはっきりと出ていることが確認できました。
在来種は、立体感があるように感じました。
四回目は、5か所の茶園の主に紅茶品種からつくった紅茶の飲み比べ
・べにふうき…強くインパクトある「べにふうき」らしい体に残る香りと渋味、
・べにひかり…清涼感のある爽やかなメンソール系の香り。体に入ると、すっと消えていくような香味。
・べにほまれ…穏やかで上品さのある花香
紅茶品種の特徴の違いがはっきりと感じました。
●「やまとみどり在来」は、「普通煎茶」、「萎凋香煎茶」、「紅茶」、どの種類のお茶に製茶するのが適しているのか検討していますが、旨味成分が少なく、カテキンが比較的多く、葉が小さく厚い特性があること等から、「普通煎茶」より、萎凋をしてからつくる「紅茶」「萎凋煎茶」が向いているのではないかと考えています。
●紅茶品種は、定植して6~8年が経ち、少しずつ品質が安定してきました。。しかし樹齢が30~100年の緑茶品種からつくる紅茶は落ち着きがあるのに比べて、紅茶品種はまだまだ幼木のため、やんちゃな尖がったような特徴があるように感じます。落ち葉や草などを施し、土をつくり、地中の根量を増やし、茶樹が土の中のミネラルをしっかりと吸収できるような茶園環境を、引き続きつくっていきます。
7/10 (木)
今日は 台風の影響で 終日雨模様
2014年のお茶を チーム岩田で 試飲(ティスティング)です。
飲み・香ることによって
各圃場の土の状態や茶樹の状態
収穫した時の状況 加工方法の適性や 製茶工程タイミングの確認
さらに飲み込むことで
そのお茶の味や香りを
飲んでくれる人たちが イメージできるような 表現をみんなで確認します。
「サロンパスの香り」という 文明の表現よりも
「清涼感ある鼻に抜けるメンソールの香り」という ルナのお茶の方がいい感じがしますよね。
この日の試飲会議は
午前8時40分から お昼休みをはさんで 5時過ぎまで続きました。
お茶でおなかが一杯です。
今年のお茶
煎茶 紅茶 萎凋香 ともに “香り”がとてもいいです。
そしてどのお茶も 2煎目以降が とくにいいです。
試飲中の 感覚全開の
※ 最終的には適切な表現にまとめて 後日 お茶のご案内とさせていただきます。
●さえみどり 萎凋香煎茶
「乳香でてる」「乳香って何?」「ミルクのにおいです。」
「二煎目 すごい 香りはっきりしてきた。」「あっ これなに 桃の香りやン」「ミルクが桃に変わった…残香もも」
●やぶきた 紅茶
「やぶきたのいやなとこでてないね」「のみやすい」「柑橘系のにおい出てるね」「出てる出てる」「でもこれ萎凋の時めっちゃバナナだったですよ」
「えっつ バナナ いまわわからんなぁ」「発酵の時はどんなにおい」「柑橘でした」「畑は??」「砂系で おちば結構入ってますよ」
「バナナ かなぁ でも清涼感あるよ」「清涼感って落ち葉関係あるん??」「バナナってこれまでどうだった?」「ときどきあった 出たとこ調べてみな」
●さやまみどり 紅茶
「これめっちゃええやん」「春摘み紅茶 さやまみどりバージョンやな」「メンソール入ってない紅茶品種でないのに…」
「今年全般的にメンソールとまではいかないけど清涼感はでてるとおもう。すーっとした感じ」
「これね萎凋の時からずっと紅茶を加工する間 ばりばり はちみつのにおいしてましたよ」「えっ蜜香って事??」
「これな 白ブドウもあるで」「入れてるのは落ち葉やなあ」「関係あるかも」「二煎目 めっちゃ白ブドウでてきた」「ほんまや」「ちょっと別格」
「これって熟成したらさらに良くなるで」
●やぶきた 煎茶
「すごいおいしくない??」「すっきりしてすごくいい」「二煎目 ええやん」「これは 一番摘み月ヶ瀬煎茶で出荷しているぶん」
「かおりもいい」「すごくいい」「三煎めおいしい」
・べにふうき 紅茶
「すごいね」「メンソール出てるね」「これメンソールとは違うで」「す――ッとしてるやん あっ でもちがうな べにひかりとは違うな」
「なんやったっけ これ何の香り 岡野君なんやったっけ 知ってるよなこの香り」「なんでしたっけ」「しってるこの感じ」「あっつ ナッツや」
「胡桃とかピーカンナッツの皮の味 ナッツ系の抜けるようなすっとした香り」「むかし All about の桑原さんが来られた時 豆系 ナッツ系っておっしゃってましたよね」
https://allabout.co.jp/gm/gc/384789/
昨年の夏 縁あって アジアの高校生が集う アジア・ユースサミット の
フィールド研修の受け入れをさせていただいたことがあります。
その時に知り合った方から
東ティモールのコーヒー生産者の方たちの茶園訪問のお話をいただきました。
すっかり夏の日差しの 茶山を回って 話をします。
話のやり取りの中に 月ヶ瀬と 東ティモールの話が行き交い、
土の話 樹木の話になってくると 気候風土は全く違うけれど
そんなに遠くないフィールドの話でした。
・在来種のコーヒーの話
・森の中のコーヒーの畑
・あかいあかい粘土の土
東ティモールのコーヒー園は 胸が躍る 話題の連続でした。
自分が持ってないものをすごいと思いがちだけれど
あたりまえのように それぞれの地に昔からあるもの価値を理解し 進化させ
次世代にきちんと残していけるような 生業でありたいと改めて思いました。
そして、農業にとどまらず、土壌であるとか、自然循環であるとか、環境のことであるとか
幅広い単語を、通訳して私たちをつなげてくださった通訳の方の、言葉の力に感謝いたします。
みなさま 月ヶ瀬まで来てくださってありがとうございました。
素晴らしい機会に感謝いたします。
https://timorleste.exblog.jp/22908632/
● ↑ 今回のことをブログに書いてくださいました。