2022年は、ほんの薄っすら雪化粧した景色で元旦の朝を迎えました。今年は、3年生の実生幼木茶園が育つコイキビロ上茶園の頂上から、いろいろな樹齢・品種の茶樹を観ながら初日の出を迎えました。2017年に月ヶ瀬の茶山に自らの手で初めて種を蒔き始めてから5年が経ち、まだ幼木園ではありますが、少しずつ収穫を始められる状態にまで育ってきました。
日常のお茶づくりを進めていく中で、当園では、点在する茶園すべてが主役であり、多様な茶園環境を比較対象することで、それぞれの導き方を考えています。よって、実生幼木茶園が成園になり、比較できる対象条件が増えてくれば、当園のお茶づくりの可能性がさらに広がることになります。このように茶園環境が、さらに多様化していきますが、私自身も共に成長できてこそ、初めて、お茶づくりが進化するのだと・・・・、そんなことを想いながら、初日の出を迎えました。(2022年1月1日)