農繁期に稼働する荒茶工場の敷地内で、新たな取組や試作をおこなう際は、これまで、就農一年目の冬に自分で建築した茶小屋を工房として活用してきました。2002~2015年頃までは紅茶製造、そして2020年迄は、釜炒りや再乾工程などの試作で活用してきましたが、工房としての役割を終え、これからは本格的に製茶するエリアとして活用することになりました。工房は、日曜大工で内装や造りを常時変更できる状態になっていたので、ずっと工事中のようになっていました。しかし今回は、プロの方に建て増し工事、製茶機械の設置をしてもらうことになります。
そこで、この工房を解体した際に出てきた大量の建築材料は、まだまだ使えるので、別の場所に、農具収納小屋、トラックやユンボの車庫を建築するための資材として、再利用して活用することにしました。植林の間伐材、昔の木製電柱、ボルトやナット、トタン、照明器具など、これらの資材は、今後、これまでとは異なる新たな役割を果たすことになります。(2021年2月)