月ヶ瀬健康茶園

文明語る

スリランカやインドでみたアッサム系茶樹の中切方法に習う

茶の木の樹高が高くなってきたり樹勢が衰えてきたりした場合、深くから刈り込んで更新することにより、管理作業が容易な高さになったり樹勢を回復することができます。一般的な日本の茶樹は茶葉を残さずに深く刈り込みます(写真1)が、インドやスリランカに行ったとき一枝分の茶葉を残して深く刈り込んでいる光景を何度もみました(写真2)。聞くところによりますと、アッサム系の茶樹は、このように葉を残した状態で、深く刈り込むのが一般的な方法なのだそうです。

今春、母樹園として管理しているアッサム系紅茶樹の品種園の樹高が高くなってきたので、インドやスリランカで視た中切方法に習って刈り込み作業をしました(写真3)。しばらく観察してみます。

 

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写真1  中切りによって、深く刈り込まれ、太い枝のみになった茶樹。日本での一般的な光景(2016年4月 ゲンダラ2の在来種)

 

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写真2 一枝分だけを残した状態で中切りによって深く刈り込まれ、太い枝と数枚の茶葉を残した茶樹。スリランカやインドでの様子(2013年3月 スリランカ)

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写真3 数本の枝を残した状態で中切りを行った、アッサム系品種の茶樹(2016年4月 山ノ下茶園の品種園)