茶山に、茶の実の直播を始めて2年目。今春(2018年春)、初めて、紅茶品種「べにふうき」から採った種を植えました。これまで、「べにひかり」「さえみどり」「ごこう」「そうふう」を種子親として種採りをした場合、それぞれの品種ごとに種の大きさは揃っている傾向にありました。しかし「べにふうき」を種子親として採種した種は、大きさが不揃いなのが特徴となりました。
茶の実の大きさ(重さ)を決めている法則とは?からすると、つじつまが合わないことになりますが、『不揃いな大きさの種が形成されるのが、「べにふうき実生」の特徴になるということなのか?』。それは、今後の宿題です。
不揃いな大きさの「べにふうき」の種をみていると、「発芽してきた苗も不揃いになってしまうのではないか?」という先入観を持ってしまい、とりあえず、一株残すポイントに、種を10粒ずつ蒔いて(これまでは5~8粒で撒いていた)、母親似出現率10%でも、対応出来るように植えてみました。
「べにふうき実生」苗は、どのように生育していくのか?まずは比較的面積が狭い茶山に植えて、どのような傾向になるか、しばらく様子を観てみることにします。