2010年から4年のあいだ茶園管理がされていなかった「コメノ」という場所の茶園を、再生させて頂くことにしました。
ここは、約10a程の小さな区画で、不整形ではありますが、四方を天然の森に囲まれ、「表土」に茶樹を植えている茶園です。
この「表土」とは、昔からの永年の風化や植物の営みにより腐植が進んだ表層であり、私は、そのような、地表から1mぐらいの層(木の根が伸びて張ってきた層)を出来るだけ壊さずに農業を営むことが大切であると考えています。
いっぽう中山間地でも、区画整備をして、機械化・効率化を進める農業も、安定した品質や経営のために必要であると思います。
地域に点在する茶園が、それぞれに果たす役割を考えた時、「コメノ」は自然のリズムを活かしたお茶づくりができる可能性を感じます。
コメノ (茶山) | ⇔ | (茶畑 ) |
作業の非効率(機械化困難) | ⇔ | 作業の効率化 |
自然のリズムを活かす | ⇔ | 有機栽培の技術を活かす |
茶園名:コメノ
植栽品種:やぶきた
樹齢:40年以上
地勢:土質は赤黄色土、尾根沿いから東向き緩斜面。