2013年にジャングル化した茶園を再生して以来、自然栽培を継続してきた「シヲダニ2」の隣で、「やぶきた」茶園を作られていた方が耕作を辞められ、2018年から、その茶園も、当園が耕作させて戴けることになりました。茶園名は『シヲダニ2(2)』
このエリアは古琵琶湖層群の地質で堆積粘土に覆われ、土質は重粘土のため、このタイミングで紅茶に向いた茶樹に植え替たいと考え、思い切って改植することにしました。改植工程を進めていく中で、深耕をしている時、カチ割った土塊から、化石が出現しました。ということは、これらの化石は500万年?ぶりに地表に現れたことになります。これから、このような化石も出現した古琵琶湖層群の地質に、新たに植えた「べにふうき実生」の直根が入り、かつ自然栽培で茶樹が育つことで、このエリアならではの特徴のある紅茶ができるのではないかと想像しています。(2020年4月)