地域の産業である大和茶では、毎年、新茶の時期に大勢で手摘みをして、春日大社への献上茶をつくっています。その際、手に付着している臭いが、新芽に移らないように、手摘みの前には、緑茶の粉で、手を洗うのが慣習になっています。
そこでそれをヒントに、月ヶ瀬健康茶園で紅茶の手摘み前に、紅茶の粉(製造時に出るダスト)で、手を浄めることにしています。
お茶には、様々な効用・効果がありますが、これには「消臭」「皮膚や粘膜の健康維持」「抗菌」などの、目的があると考えています。
そして、皆で「美味しい紅茶をつくりたい」という気持ちを高めていくための、準備となることが何よりも大切だと思います。
2015年12月24日
月ヶ瀬健康茶園 岩田文明