3年程の間、手放されていた茶園の管理を、地域の方から引き継ぐことになりました。
ここは、4~500万年前、古琵琶湖だった地層の所で、茶園の表層には丸い石がたくさん露出しています。
背丈より大きく茶樹が育ち、ジャングル化しているところの、再生作業手順として、
1.両側に刃が付いているエンジントリマーを使って、通路(裾)を確保しながら、枝葉を刈っていきます。
2.茶園の上にのった枝葉を畝間に押し込んで、通路を確保していきます。
3.真ん中に残った枝葉を、さらに刈り込み、それも、畝間に押し込んでいきます。
4.最後に、中切り用の可搬式整枝機で、仕上げます。
品種は「やぶきた」ですが、尾根のてっぺんから、南向きの縦畝に広がる「茶山」という立地条件です。
しばらく数年のあいだ、整枝をしながら、自然のリズムが整ってくるまで待ち続けます。
2015年11月19日 月ヶ瀬健康茶園 岩田文明