今年の夏、「ホリコシ峠2」茶園の中に「キイロスズメバチ」の巣がしてあるのを発見して以来、駆除する方法を検討していましたが、秋番茶を収穫するタイミングとなり、ついに決断を下す時となりました。そこで、思い切って蜂専用の防御服を購入しました。
今回、茶園の中で「スズメバチの巣」に初めて遭遇しましたが、これまでにも、自家の自然栽培や有機栽培茶園の中に「アシナガ蜂の巣」は、よくあることで、ひと夏に数十個ぐらいの数を恐る恐る採ってました。今後は「防御服装着」で、安全性重視で捕獲していくことにしました。
スズメバチに刺されると、命の危険性にも関わることからか、防御服の説明書は、とても丁寧に書かれてました。実際、隙間がないか等、チェックしました。
捕獲の際は、スズメバチの動きを観察していましたが、こちらの動きをよくみているなと思いました。白色の防御服は見えないようで、薄黒く汚れた皮手袋が標的となり、何度も手袋に刺しにきていました。気持ちの良いものではありませんでしたが、初めての体験で、かなりドキドキしました。初仕事が、「スズメバチの巣」で、ハードルが高かったのですが、無事、成功しました。
2~3日は、巣の周辺に、怒った蜂が飛んでいることもあるようですが、これで安心して秋番茶の収穫作業のために、茶園に入ることができます。
それから、今回、「スズメバチの蜂の子」を初めて食しましたが、アシナガ蜂の子と比べてタンパク質系の味が濃厚と感じました。幼虫のサイズが大きいからだと思います。サナギから、成虫に向っていく過程で、黒く成ってしまったのは強めに炒めましたが、これは食の適期を過ぎてました。
私は、すっきりとした「アシナガ蜂の子」が好みですが、「スズメ蜂の子」もインパクトがあると感じました。
蜂に対してアレルギー体質の方もいますので、初めての人は、注意が必要です。
2015年10月23日 月ヶ瀬健康茶園 岩田文明