今年も、茶園の畝間に敷き詰めるための「下草」の山ができたので、記念に撮影をしました。
両親の代から続けている作業の流れは次の通りです。
1.カヤ場(草場)で主にススキ等の草を草刈り機で刈る。株を揃えて草を倒すと、後で括り易い。
2.少し乾かしてから、紐で括って束ねる
3.トラックで運んで、作業開始までの間、立てて保管しておく。こうしておくと、雨が降っても湿りにくい。
(これが、今、写真を撮った時の状態です。秋番茶の収穫が終わり、これから)
4.茶園に運んで、畝間に敷き詰めていきます。カヤの長さにもよりますが、「50束ぐらい/10aあたり」の量を投入しています。
一年後には、これらのカヤは、ほとんど分解されてしまっていますので、また同じ作業を毎年繰り返しています。
毎年、「分解」「生長」「収穫」と、茶園自らの力で、ゆっくりと繰り返すことができる自然のリズムをつくっていくことが重要と考えています。
この下草を茶園の畝間に敷き詰めることで、「有機物(炭素分)の投入」、「雑草抑制のためのマルチ」、「干ばつ時の土壌乾燥抑制」といった目的があります。
2015年11月10日
月ヶ瀬健康茶園 岩田文明