茶栽培の農閑期にあたる冬季におこなっている原木椎茸栽培。生椎茸で出荷できなかったC品を活用したく、2013年から漬け込んできた液肥が、ようやく出来上がってきました。3年ものです。これ迄、あちらこちらに置いてましたが、夏季でも涼しい森の中に簡易の屋根を建て、これからはここを長期保管場所にすることにしました。
通常、当茶園では草木を茶園に還すことを主体としていますので「炭素型由来の甘味」が特徴となるお茶ができる傾向となりますが、椎茸液肥を活用した場合に限っては「甘味」+「椎茸由来の旨味」のある特徴になると考えています。椎茸液肥を活用する専用茶園を一か所選定し、限定栽培としてですが、椎茸の旨味由来の煎茶を作ってみたいと予定しています。「旨味=アミノ酸」ということから、出汁をとることができる食材を活用するのが、効果的です。