2005年3月、山ノ下団地に定植した「べにひかり」「べにふうき」「べにほまれ」のうち、「べにほまれ」のみ、裂傷型凍害の被害が多発したため、2008年4月に新たに改植した「宮山」圃場に移植しました。新たに開墾した「宮山」は、南東向き斜面で、温暖かつ冷気が停滞するような地形ではないので、移植先として適切であると考えました。
定植して丸3年が経過した株だったので、掘る作業、運搬作業、穴を掘って植える作業、ともに多大な労力がかかりました。驚いたことは、思った以上に根が横に広がっていたことです。挿し木で苗をつくった場合、枝から出る根は、根であっても枝のように横に広がる特性があるからです。