落ち葉集めと回収中、時々みかける「やままゆ(山繭)」。日本の在来種の野蚕で、天蚕ともいいます、繭は鮮やかな緑色で、とてもきれいで、よく目立ちます。
月ヶ瀬の農業の歴史を振り返ると、昭和時代前半、養蚕業から茶産業へと移り変わった経緯があり、昔は養蚕業が盛んでした。蚕の餌は桑の葉なので、現在は茶畑となっていても、昔は桑畑だったところもたくさんあります。その時代に飼っていた蚕の原種ともいえます。
山繭を見つけた後、作業をしながらそんな思いを巡らせてしまいました。
同じ作業を永遠と繰り返す作業であっても、いろいろ発見できるという楽しみもあります。
2014年12月24日 月ヶ瀬健康茶園 岩田文明