紅茶製造の時、最初に新芽を萎(しお)らせていく「萎凋(いちょう)」という工程があります。紅茶を加工するうえで、萎凋工程が、製品の出来具合に大きく影響します。
ちなみに緑茶を加工するうえでは、蒸し工程が、製品の出来具合に大きく影響します。緑茶の場合「浅蒸し」「普通蒸し」「深蒸し」があるように、紅茶も「萎凋」具合をコントロールすることで、製品の出来具合(「発酵深め」「発酵浅め」、「ストレート向き」「ミルクティ向き」など)の狙いを定めることができます。
そこで、来年度から萎凋工程の精度を高めたく、今冬は新しい萎凋槽を作成します。今日は、機械屋さんに依頼していた大型送風機の部分が完成しました。次は、まずコンパネで試作機を1台つくって、葉を入れてテスト開始です。
2015年1月7日 月ヶ瀬健康茶園 岩田文明