先日の手摘みイベントでは、月ヶ瀬まで来て頂き、ありがとうございました。
クリスマスも近づき、紅茶の熟成も進んでまいりましたので、お届けさせて頂きます。
お届けさせて頂いた紅茶
飲み方(一人分)
1.茶葉が充分に開ききる茶器(急須あるいはティーポット、あるいは蓋(がい)碗(わん))、そして湯呑を温める・
2.約3gの茶葉を茶器に入れて、約150㏄の熱湯を入れる
3.蓋をして約2分間蒸らしてから、湯呑にいれる。
4.二煎目以降は、約30秒~1分蒸らして、何煎もお楽しみください。
※茶葉を壊さず風味を活かすため、揉みを弱くしていますので、1煎では成分が抽出しきれません。熱湯で、何煎か繰返し、茶葉の成分を充分に抽出し切ってお楽しみください。
※在来種を淹れる際、最初にぬるま湯で約1分間蒸らして洗茶すると、旨味成分(アミノ酸)だけを、抽出することができます。旨味が苦手な方は、洗茶をお勧めします。
飲み比べのポイント
日本で見かける茶畑のほとんどは挿し木の苗から育てたものですが、今回は、種から育てた在来茶園もご案内させて頂きました。挿し木苗は親株をコピーしたようなものなのでみんな同じ特徴になりますが、種から育った茶の木は、すべての株に個性があります。摘む場所によって、芽の色や大きさがいろいろだったことと思います。また種から育つ茶樹は、地中深くまで根をはりますので、在来種ならではの力強さも、お楽しみ下さい。
今年は、ちょうど手摘みイベント開催日に、昨年開拓したジョノクチ茶園で太く大きな芽が出ていたので、思いきってご案内させて頂きました。ハードな場所でしたが、最後までありがとうございました。おかげさまで、いつもと少し異なる育ち方をした新芽で紅茶をつくると、どうなるのか、学ぶことができました。このジョノクチの在来種も、月ヶ瀬の自然のリズムで育つようになってくると、今回の「べにふうき」のような繊細な風味ある特徴に変わっていくと考えております。
来年以降も、手摘みイベントを継続してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。
2014年12月19日 月ヶ瀬健康茶園 岩田文明