地域の中でジャングル茶園となっていた茶山を再生後、自然栽培を開始して今年で4~5年経過した茶園(シヲダニ2、宮山、キトロデ等)で収穫したお茶が、年々すっきりとした透明感のある繊細な風味になっています。そのように変化してきた2016年産一番摘み煎茶を飲み比べた結果、同じ「やぶきた」品種でも、収穫した茶山毎にそれぞれ特徴が異なる煎茶になってきました。感覚的な表現になりますが、茶山毎の生育環境の違いが、製茶したお茶の特徴の違いとして表れ始めてきたのではないかと推測しています。
そこで茶園の立地条件が対照的な2茶園(シヲダニ2と宮山)の煎茶を飲み比べ、結果を表にまとめました。
自然栽培茶は、点在する茶園毎の地勢を飲み比べるという楽しみ方もあるのではないかと思いました。